BaziTypology — the Sigilore System
ホーム › 解説記事

BaziTypologyの仕組み — 何を計算し、何を解釈しているのか

診断ボタンを押すと、内側では何が起きているのか。計算している部分と、解釈している部分を分けて説明します。

BaziTypologyの診断は、ひとつの数式で「あなたはこういう人間だ」と言い切るものではありません。実際には、性質の異なる二つの処理を組み合わせています。ひとつは生年月日から機械的に導かれる暦計算、もうひとつはあなた自身が申告する4文字タイプです。この記事では、それぞれが何をしていて、どこまでが確かで、どこからが解釈なのかを順番に整理します。

1. Four Pillarsのどこを見ているのか — 決定的な暦計算

四柱推命(Four Pillars/Bazi)は、生年月日時を4組の干支に置き換えて読む、東洋に古くから伝わる古典的な体系です。BaziTypologyがまず行うのは、この体系にもとづく暦計算です。

手順はこうです。生年月日を三柱(年・月・日の3組の干支)に変換します。このとき月の区切りは暦月(1日始まり)ではなく二十四節気を基準にします。そこから、生まれた日の天干にあたる日干(Day Master)を特定し、日干が属する五行——木・火・土・金・水のいずれか——を導きます。四柱推命の体系には出生時刻から立てる時柱も存在しますが、本診断のフォームは出生時刻の入力を求めておらず、時柱は算出しません

ここまでの計算には、解釈の入り込む余地がありません。同じ生年月日を入力すれば、誰が計算しても、どのツールで計算しても同じ三柱・同じ日干・同じ五行にたどり着きます。これは占いではなく暦の計算であり、再現可能です。BaziTypologyの三層モデルでいう①算出層にあたる部分です。

結果画面に表示する「あなたの五行バランス」の%表示も、この三柱の計算だけから機械的に算出しています。年柱・月柱・日柱それぞれについて、天干が属する五行に4点、地支に内在する蔵干(隠れた干)が属する五行に合計6点を、蔵干の本気・中気・余気の順に配点(蔵干が1つの地支は6点、2つの地支は4点・2点、3つの地支は3点・2点・1点)し、五行ごとに合計します。三柱分で合計30点になり、これを最大剰余法で百分率に換算した数値が、木・火・土・金・水それぞれの%として表示されます。ここにも解釈は入らず、①算出層に属する機械的な集計です。

2. 4文字タイプをどう対応させたのか — 自己申告の型を掛け合わせる

①算出層の結果だけでは、まだ「あなた」を描写したことになりません。そこでBaziTypologyは、あなた自身が選んだ4文字タイプ——MBTI®形式の16分類——を、もうひとつの層として掛け合わせます。これが②類型層です。

①と違い、②は本人の回答に依存します。生年月日のように一意に決まるものではなく、あなたが「自分はこのタイプに近い」と申告した内容そのものです。BaziTypologyはこの自己申告を、既存の16タイプ診断の結果を借りる形で受け取り、独自に判定し直すことはしません。MBTI®という枠組みそのものの当否については、擁護も否定もしません(4文字タイプの類型論は広く使われている一方、心理測定の観点では信頼性・妥当性に議論があるとされています)。MBTI®と四柱推命の考え方の違いをくわしく知りたい方はMBTIと四柱推命は何が違うのかにまとめています。

①算出層の5分類(五行)と②類型層の16分類(4文字タイプ)を掛け合わせると、16×5=80通りの組み合わせができあがります。これが80のアーキタイプです。たとえば水×ISTJは「日干が水に属するISTJ」、火×INFPは「日干が火に属するINFP」というように、どちらの層に何が対応しているかが常に一つに定まります。

3. 五行とFive Formsの関係

ここで、似た響きの二つの言葉を区別しておきます。五行(the Five Elements)は、木・火・土・金・水という、四柱推命という古典体系そのものが持つ分類です。BaziTypologyはこの五行を、4文字タイプというもう一つの層に掛け合わせます。その掛け合わせの結果として生まれる「同じタイプの5通りの姿」を、BaziTypologyではFive Forms(5つの形)と呼んでいます。つまり、五行が先にあり、それをタイプに掛け合わせた結果がFive Formsという順序です。Five Formsは五行の英訳ではありません。五行そのものの説明は五行とはを、Five Formsという考え方の背景はなぜ5つの形に分かれるのかをご覧ください。

4. この診断で分かること

ここまでの仕組みから、BaziTypologyの診断が扱っているのは次の範囲だとご理解ください。

5. この診断で分からないこと

ここが、この記事でいちばん伝えたい部分です。BaziTypologyは解釈的な性格理解フレームワーク(an interpretive personality framework)であり、科学的に検証された性格検査ではありません。次のことは、この診断の範囲外です。

①算出層が再現可能な計算であることは、③解釈層の記述が正しいことを意味しません。この区別を曖昧にしないことを、BaziTypologyのすべての文章づくりの前提にしています。

6. 更新について

BaziTypologyの仕組みそのもの(暦計算のロジックや80タイプの設定)は固定していますが、記事や用語の説明は継続的に手を入れています。これまでの主な更新は運営者情報ページの更新履歴にまとめていますので、あわせてご覧ください。

あなたのバジタイプを無料で調べる →

※本サービスはエンターテインメント目的の自己分析コンテンツです。生年月日が性格を決定づけるものではなく、自分を捉え直すための「もうひとつの視点」としてお楽しみください。

→ 80タイプの一覧を見る→ バジタイプとは→ 五行とは

執筆・監修: BaziTypology運営(設計・開発・運営者。運営について詳しくはこちら)/最終更新日: 2026-08-03