BaziTypologyのアプローチ
何に基づき、どう設計したか
このページの位置づけ
先にお伝えしておきたいことがあります。BaziTypologyは、独自の学術研究や心理測定調査から生まれたシステムではありません。私たちが拠り所にしているのは、すでに広く知られている二つの考え方です。ひとつは、東洋に古くから伝わる暦計算の体系である四柱推命。もうひとつは、MBTI®に代表される、性格を4文字の型で捉える類型論というアプローチです。
このページは、その二つをどのような原則で組み合わせて設計したのか、そして何を確認していて何を確認していないのかを、誇張せずに説明するためのものです。何か特別な権威や実績があるように見せるためのページではありません。設計の透明性のためのページだと考えてください。
拠り所1: 四柱推命の暦計算という体系
四柱推命は、生年月日時を4組の干支の組み合わせに置き換えて読み解く、東洋の伝統的な暦計算の体系です。二十四節気を基準に月の切り替わりを定め、生まれた年・月・日・時それぞれに天干(10種)と地支(12種)を対応させて四柱を導きます。中心となるのは、生まれた日の天干である日干です。
ここで押さえておきたいのは、この計算手続き自体は決定的で再現可能だという点です。同じ生年月日時を入力すれば、誰が計算しても同じ四柱・日干・五行(木・火・土・金・水のいずれか)に行き着きます。主観による揺れが入り込む余地のない、暦の計算だということです。
BaziTypologyが拠り所にしているのは、この計算手続きの部分です。四柱推命の伝統的な枠組みが数百年にわたって使われてきた体系であることは事実ですが、それは「この体系が性格を正しく言い当てる」ことを意味しません。計算の再現性と、そこから先の意味づけの妥当性は、まったく別の話です。この違いは次のセクション以降で繰り返し出てきます。仕組みの詳細(何をどう計算しているか)はBaziTypologyの仕組みにまとめています。
拠り所2: 類型論という考え方
もうひとつの拠り所は、MBTI®に代表される4文字タイプの類型論です。類型論とは、人の性格を少数の「型」に分けて捉えるアプローチのことで、複雑な個人差を、誰かと話すときに使える語彙に変換できるという長所があります。「自分はこういう型らしい」という一言が、自己理解や対話のきっかけになる場面は少なくありません。
一方で、限界もあります。4文字タイプの類型論そのものについては、心理測定学の観点から、信頼性(同じ人に同じ結果が再現されるか)や妥当性(測ろうとしているものを実際に測れているか)に議論があることが知られています。私たちはこの議論について、擁護も否定もしません。広く使われている一方でそうした議論が存在する、という事実をそのままお伝えします。
BaziTypologyでは、この4文字タイプを本人が選んだ自己申告として受け取ります。診断が「あなたのタイプを言い当てる」設計にはなっていません。
私たちの設計原則
この二つの拠り所を組み合わせるとき、私たちは自分たちがどこまで言い切ってよいのかを、算出・自己申告・解釈という三つの層に分けて考えています(三層モデルの詳しい説明はBaziTypologyの仕組みにまとめました)。暦計算が再現可能であることは、私たちが与える解釈が正しいことを意味しません。この区別を曖昧にしないことが、設計上もっとも重視している原則です。
加えて、80のバジタイプはすべて等価という原則を置いています。優劣・レアリティ・序列をつけず、どのタイプにも強みと盲点の両方を書く。読者を「言い当てられる客体」としてではなく、自分を見に来た当事者として扱うという方針も同じところから来ています。
検証していること・していないこと
していることは、内部整合性のレビューです。80タイプの記述どうしで矛盾がないか、強みと盲点がセットで書かれているか、断定してよい層とぼかすべき層が混同されていないかを、公開前に確認しています。
していないことは、心理測定学的な妥当性の検証です。BaziTypologyの記述が実際の性格や行動をどれだけ正確に説明できるかについて、統計的な調査や外部での検証は行っていません。診断の当てはまり具合を表すような数値も計測していないため、公開していません。分かること・分からないことの全体はよくある質問に整理していますので、そちらもあわせてご覧ください。
今後の改善
今後は、実際の利用状況やお問い合わせでいただいたフィードバックをもとに、記述内容や表現を継続的に見直していく予定です。分かりにくい表現や、誤解を招きかねない書き方が見つかった場合は、その都度修正します。学術的な妥当性検証を実施する計画は現時点ではありませんが、方針を変える場合はこのページを含めて更新します。
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執筆・監修: BaziTypology運営(設計・開発・運営者。運営について詳しくはこちら)/最終更新日: 2026-08-03